柴犬のしつけ(褒め方・叱り方)



しつけは子犬の頃から始めます。
家族全員できちんとしつけましょう。


しつけとは犬と人間がお互い仲良く暮らせるようにマナーを教え、
様々な物事に慣らしていく事を言います。
カフェやホテル等、ペットと一緒に楽しめる場所も、
一定レベルのしつけができていないと、入店を断られてしまったり、
迷惑をかけてしまったり、最悪他犬や他の人を傷つけたり、
物を壊したりしてしまったりします。

柴犬はすべての人間や犬と仲良くするタイプでは有りませんし、
頑固な一面もありますので、しつけには根気が必要ですが。
一緒の時間を楽しむ為にも子犬の頃からしっかりと取り組みましょう。

柴犬をしつけるにあたっての大前提は、
ペットに誰がリーダーなのかをわからせる事です。

犬には群れの中のリーダーには絶対服従という修正があり、
家庭においても、自分と家族全体を群れとみなし、
自分より立場が上の者には従い、自分よりも立場が下の者には
従いません。どのしつけを行なうに当たっても、
常に人間がリーダーシップをとるようにして下さい。

ご機嫌を伺ったり、甘い声で話しかけたり、ご飯が欲しい、
遊んで欲しいといった愛犬の要望にすぐに応えて甘やかしてしまうと、
柴犬は自分がリーダーだと認識し、飼い主の言う事を聞かなくなってしまいますので
たとえ可哀相だと思っても心を鬼にして主導権を握るようにしましょう。

しつけの基礎的な部分は生後6ヶ月くらいまでに覚えさせます。
その中でも生後1~3ヶ月の犬が最も環境に興味を抱き、
順応性も高くなる社会化期に経験したことは、深く記憶に残る為
特に重要な時期と言えるでしょう。

この社会化期に是非覚えさせたいしつけは以下の通りです。
子犬の体を触り、どこを触られても嫌がらないよう慣れさせて行く。
知らない人間怖がったり、攻撃しないようにする為、
  家族以外の人間にも触れたり、抱いたりしてもらう。

抱いて屋外へ連れて行き、外の様子や音を体感させて
  屋外の環境に慣れさせる。(ただし予防接種が住むまでは
  決して地面に下ろしてはいけません。


続いて、柴犬をしつけるにあたっての上手な褒め方・叱り方のポイントです。

まず褒めてあげるときは声だけではなく、顔の表情やジェスチャーも合わせて
大袈裟なくらいに褒めてあげましょう。犬は人間の顔や身振り手振りも
ちゃんと理解できるのです。

叱る時はその行為の最中か直後にタイミング良く行ないます。
決して甘やかさず、毅然とした態度で厳しく叱ります。
その際は、低く強い声で一喝すると効果的です
たしなめたり声高に怒ったり、暴力を使う事は絶対にしてはいけません。

褒めるにしても、叱るにしても、最初の内は長い言葉を理解する事は出来ません。
「ヨシ!」や「ダメ!」など、短い言葉で伝えてましょう。
家族など、複数人で柴犬を飼う場合には、褒める言葉や叱る言葉を統一しておきましょう。
また褒める事と叱る事も家族の中で統一させてください。
人間や気分によって意見を変えていては愛犬は言うことを聞かなくなってしまいます。

幾ら愛犬が可愛いからといっても、ただ甘やかしてしまっては、
人間だけでなく、愛犬にとってもよくありません。
目安としては褒める事を8割、叱る事を2割くらいの割合で進めていくと良いでしょう。

また、無視する事も叱る事と同じくらい大切な事です。
例えば、前述した「ご飯が欲しい」、「構って欲しい」と夜鳴きしたり、吠えたり、
部屋を散らかしたりする場合等はその度合いにもよりますが
叱らずに完全に無視するのが有効です。
反応すると、柴犬は「夜鳴きしたり吠えたり散らかしたりすれば構って貰える」と思って、
おねだりの際にまた同じ事をするようになってしまいます。


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