柴犬のシャンプー



お風呂の後は爪が柔らかくなって
爪切りがしやすくなります。


柴犬の初めてのシャンプーはワクチン接種が住んで、
落ち着いた頃、おおよそ生後60~70日あたりに行います。

それまでの間は蒸しタオルで拭いてあげると良いでしょう。
最初からいきなりシャンプーをしようとせずに、
ただ浴室に連れて行って、浴室自体に慣らしたり、
お湯を出さないシャンプーヘッドや、電源を入れないドライヤー等を見せて
道具自体にも慣らしておきましょう。

汚れや臭いを落とすだけでなく、ノミ、ダニ駆除や
皮膚病予防の為にもシャンプーは必要です。
月に1、2回行うと良いでしょう。
清潔を保ってあげるのは大切ですが、あまり洗いすぎると、
かえって柴犬の被毛や皮膚を傷つけてしまうので、
それ以外の時は蒸しタオルで汚れを拭き取ります。


ちなみに体調が悪かったり、皮膚に疾患がある時等もシャンプーは避けて
蒸しタオルで体を拭いてあげる程度に留めましょう。
リンスを数滴垂らしたお湯でタオルを絞ると効果的です。
また、妊娠している母犬や予防接種直後の子犬に対してもシャンプーは控えます。

シャンプーを行う際は事前にブラッシングを済ませ、
被毛のもつれを取り除いておきます。
またタオルやドライヤーなどの、入浴後に使う道具は
あらかじめ準備しておきましょう。

シャンプー使う道具は以下の通りです。
・シャンプー&リンス…犬用のもので、尚且つ柴犬にふさわしい物を使います。
・バスタオル…犬の体全体を包み込めるくらい大きく、柔らかい布地の物がベストです。
・ドライヤー…犬用のでも人間用でも特に問題ありません。
・スリッカーブラシ…シャンプー&リンスの後のブラッシングで使います。

まず35度前後のぬるま湯を体にかけていきます。
この際、シャワーは出来るだけ犬の体に近づけて行います。
足元→腰→背中→首の順番で、下から上へゆっくりと濡らし、
最後に耳にお湯が入らないように押さえながら顔を濡らします。
顔にシャワーがかかるのを嫌がるようなら、手やスポンジを
使って濡らしましょう。

上記の手順で全身をよく濡らして軽くした洗いをします。
肛門絞り(最下部で説明)が出来るのであればここで行います。

薄めたシャンプー剤をつけて、体全体を十分泡立てます。
柴犬は毛が深いので、しっかり皮膚まで届くように指を入れ、
優しく洗っていきます。
腹部や脇は汚れやすいので、特に丁寧に行いましょう。

頭や耳は手に泡をとり、包み込むように優しく揉み洗いします。
汚れやすい耳の後ろも忘れずに洗いましょう。

尻尾をも見込むように洗い、お尻の周りもキレイにします。
足は上下に擦るように洗い、指の間の汚れをきれいにします。

全身洗い終わったら、シャンプー剤が残らないように、十分洗い流しましょう。
耳や脇、指の間も忘れずにすすぎます。

シャンプーが終わったら薄めたリンス剤を全体にむらなく伸ばし、
シャンプー同様、丁寧にすすぎます。

乾かす際には柴犬に身震いをさせて、大きめのバスタオルで包み込み
よく拭き取ります。耳の中の水分も優しく吸い取ってあげましょう。

ドライヤーはあまり熱くせず、ブラッシングしながら下毛も十分に
乾かしましょう。


肛門腺絞りについて

肛門腺が詰まると犬は痒みをごまかす為に
頻繁にお尻を舐めたり、床に擦り付けたりします。
このサインが出たら肛門腺絞りをしてあげましょう。
(勿論サインが出る前に行ってもまったく問題ありません)

やり方は肛門を文字盤時計の中心として、すぐ傍の4時と8時の場所を
人差し指と親指で押し上げるようにすると悪臭の強い茶色い液が出てきます。
大変な作業ですが、この肛門腺絞りをしないでいると炎症を起こしてしまうので
定期的に行ってあげて下さい。
うまく出来ない場合はトリミングショップに連れて行き、一緒にやりながら
学ぶとよいでしょう。


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