柴犬の散歩のしつけ



散歩での排泄を習慣づけると外でしか排泄しない
犬になってしまいます。トイレは散歩の前に済ませましょう。


お散歩の際には持ちやすく、中身を整理しやすいバッグを用意し、
お散歩に必要な道具を入れて、自分だけのお散歩セットを作っておくと、
散歩の度に準備に手間取る事がなくなります。

柴犬の散歩で最低限必要な道具は以下の通りです。

・ウォーターボトル…犬用の水筒。水飲み場がなかったり、
            清潔でない場合に使用します。
・フンの処理袋…ビニール袋でも構いませんが、
          手を汚さずに処理できるグッズも市販されています。
・フンの処理袋を入れるバッグ…処理袋をそのままお散歩バッグに
                    入れるのに抵抗が有る方は是非。
・ウェットティッシュ…フンをしたお尻を拭いたり、
             飼い主の手が汚れたときなどに使います。
・おやつ…トレーニングをする際等のご褒美として用意します。
                 専用ケース等を用意しても良いでしょう。
・おもちゃ…遊ばせる以外にも、犬の気を引いたりする事が出来る為、
       大変便利です。

散歩は柴犬にとって、飼い主と一緒に出かけられる上に、運動不足や
ストレスの解消もできる精神面でも身体面でも犬の健康を維持していく為に
欠かせないものです。そして柴犬は散歩を通して外の世界や、他の人や
犬との出会いにより社交性や協調性を学んでいきます。

飼い主にとっては、愛犬との散歩はリーダーシップを発揮できる場となります。
時間やコースは飼い主が決めるようにし、主導権を握るようにしましょう。
散歩に行く時間は特に決めなくても大丈夫ですが、特に熱い時期、
特に寒い時期等は散歩の気温や天候を意識した方が良いでしょう。
ただし、柴犬に催促されて散歩に出掛けるのはやめましょう。
飼い主が自分の言う事を聞く事で、愛犬が自分をリーダーだと思い込み、
言う事を聞かなくなる原因になる恐れがあります。

まず、柴犬が落ち着いている状態の時に首輪とリードを着けます。
興奮したり吠えたりしてしまった場合はしばらく無視し、落ち着いてから準備をしましょう。
玄関から外に出る時は「マテ」をさせて、愛犬が勝手に外へ飛び出さないようにしましょう。
必ず飼い主が外に出て、それから愛犬を呼ぶようにします。
愛犬が自分の足の傍に付いたら歩き出しましょう。道路を渡るときも同じようにしましょう。

初めてのお散歩の際は事前にカラーやリードを着けても平気にでいられるように
トレーニングしましょう。また外に出る際は飼い主が抱っこしてあげながら
外へ連れ出します。無理を感じたら早々に切り上げてしまって構いません。
散歩は楽しいと思わせる事が重要なのです。

リードの持ち方は右手でも左手でも構いませんが、あまり張らないように
保ちましょう。犬が急に強く引いたり走ったりしたら、両手でしっかり持って
コントロールします。


基本的に飼い主が先に歩き出し、愛犬はその後に歩き出すという主従関係を保つ事が重要です。
歩くときは飼い主の歩調に合わせて横にぴったり付かせて歩くようにします。
リーダーウォーク(下部で説明)の訓練をすれば容易に出来るようになります。
もしも飼い主よりも前にかけて行きそうになったら、リードを自分の膝に向かって引き
ショックを与えて下がらせましょう。

犬は拾い食いやゴミをあさったりしかねません。
口の中を怪我したり、食中毒になったりする恐れがありますので、
リードを引っ張って止めさせましょう。

他の人や犬や車に会った場合はリードを短く持ったり座らせて制御します。
犬に吠えたり、臭いを嗅いだり、飛び出したりさせないように制しましょう。

愛犬の糞はその飼い主が持ち帰るのは当然ですが、なるべく散歩中に排泄させない為に
散歩の前に排泄を済ませておくのが望ましいです。

散歩から帰ってきたら、柴犬の目にゴミが入っていないか、
足の裏に怪我をしていないか、体に虫や異物が付いていないかを
チェックして、濡れタオルで全身を優しく拭いてあげましょう。



リーダーウォークについて

リードを弛ませて持ち、犬を横に並ばせて歩きます。
犬が前に出ようとしたら向きを変え、別の方向に歩き出します。
また犬が前に出ようとしたら、また向きを変えて別の方向に歩き出します。
これを繰り返し、犬が自分から付いてくるようになったら、思いっきり褒めてあげましょう。



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