トイプードルのトリミング




トイプードルにどんなカットスタイルに行うにしても、毛のお手入れは、
見た目だけではなく、病気や怪我を未然に防ぐ為にも必要です。


まず足の裏のトリミングからです。
肉球の周りや指の間の毛が伸びると、フローリングの床などで
足を滑らせ怪我に繋がる恐れがありますので、伸びた毛は
こまめにカットしましょう。

ここではトイプードルが急に足を動かしたりした時の怪我を防止する為、
ハサミではなく犬用のバリカンを使います。

足は前か後ろに持ち上げます。その際にトイプードルにつらい姿勢とならないように
注意しましょう。片手で足先を持ち、指と指の間を広げ、肉球の高さより
長く伸びている毛をバリカンでカットします。
バリカンは肉球に対して平行に、毛並みに逆らうように動かします。

次に肛門の周りのトリミングです。
肛門周りの毛が伸びていると、排泄物が付きやすくなり、
衛生上とてもよくありません。そのため短くカットしていきますが、
トイプードル皮膚を傷つけないように気をつけて行いましょう。

やり方はまず片手で尻尾を持ち上げ、肛門を軸として、
上(尻尾がある方向)以外のそれぞれの方向に向かって動かします。

次は目の周りのトリミングです。
涙焼けは、涙で目頭周辺の被毛が湿り、やがて変色してしまうものです。
この涙焼け防止の為にも目の周りは常に短く切りそろえておきましょう。
目の周りは犬用バリカンではなく、スキバサミを使います。

コームで頭の毛を一旦手前に下ろして目にかかる部分を確認し、
その部分を顔が動かないように顎の下を片手で固定してから、
刃先が目に向かないように注意して目の上と横と下をカットします。

続いて耳のトリミングです。
コームで耳の被毛を整えたら、片手で顎を下から支えて、
スキバサミで耳のふちからはみ出ている毛をカットします。
この時、耳の穴にかぶさる余分な被毛もカットしましょう。

最後に口周りのトリミングです。
口の周りの被毛が伸びると、口の中に入ったり、唾液や食べ物が付いて
汚れてしまいます。顎を片手で押さえて固定し、
スキバサミでカットしていきます。

下あごの被毛は手の平で顔を覆うようにして頭を押さえて固定し、
トイプードルに上を向かせて親指を顎にかけてスキバサミを使ってカットします。



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